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このブログ内に登場する専門的な用語集



この用語集では弦楽器や木工作業などに関する専門用語についてその意味を解説しています。バイオリンなどの弦楽器の各パーツには名称があり、日本語・英語・ドイツ語などそれぞれの読み方を記しています。

また、楽器本体にかかわらずアクセサリーや業界用語、音楽用語などについても記述していきます。

各記事の用語にアンダーラインがある場合にクリックしていただくことでこの用語集に移動することができます。

用語は随時追加となりますので、お探しの用語がない場合もあります。あらかじめご了承ください。

目次

弦楽器

このカテゴリーでは楽器本体やその各部パーツについて解説しています。

バイオリン

バイオリン

バイオリンまたはヴァイオリン、英語名violin、略号はVnは弦楽器の一種。バイオリン属の高音楽器です。
バイオリン属に属する楽器バイオリン、ビオラ、チェロの中で最も小さく、最も高音域を出すことのできる楽器です。
完全5度(1番線からE、A、D、G(ミ、シ、レ、ソ))に調弦された弦を弓の毛で擦って音を出します。
基本的には4弦だが、低音域に弦を足した5弦、6弦のものも存在します。

駒

駒(ブリッジとも呼ばれます)は、バイオリンの4本の弦を所定の位置に支え、弦の振動、すなわち音エネルギーを効果的に表板へ伝えるとても重要な部品です。材質は裏板や側板と同じく、メープル材(楓材)で作られています。
駒自体のデザインも美しく、高級駒では有効に音を伝達できるよう密度が高く、木の繊維も規則正しく詰まっています。様々なグレードの各種駒がありますが、取り付けには専門的な加工が必要となりますのでご注意ください。

魂柱

魂柱(こんちゅう)は、円柱状の小さなパーツで、ボディ内の表板と裏板の間に立っています。(サウンドポストとも呼びます)
弦から駒、駒から表板に伝わる振動、すなわち音エネルギーを、裏板へ効果的に伝える重要な役割を持ちます。バイオリンの神経系統とでも言うべきもので、適切に作られて適切な位置に置かれるかどうかで、音色は大きく変化します。
材質はスプルース(松の仲間)で、表板と同じく木目の間隔が狭い方が良質とされています。フルサイズのバイオリンで太さは6.0~6.5mmほどです。
駒の右足の下に立っており、f孔から除くことでその姿を確認できます。

ペグボックス

ペグボックス

バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスにおいてネックの先にあるペグが取り付けられている部分のこと
ペグ(糸巻)を取り付ける穴があいた壁の部分と底面、ネック側の手前の壁と奥の壁に囲まれた箱型となっており、弦が巻き取られて収納されていることからペグボックスと呼ばれる。

ボタン

ボタン

バイオリンにおいて裏板(メープル材)の上側の出っ張っている部分、ネックの付け根の底面と接着されており、ネック自体の接着面積を確保して強度を増す役割を果たしている。

ニス

ニスの構造

バイオリンのニスにはアルコールニスとオイルニスの2種類があります。それぞれ溶媒となるものがアルコールか油かによって分類されます。そのほか量産楽器にはラッカーニスなどが使用されることもあります。

バイオリンのニスの基本構造は画像のようになっています。
木材自体に染料などがしみ込んでしまうのを防ぐために下地材(亜麻仁油、クリアニス、膠、カリウムシリカートなど)を塗り、顔料や染料由来の色を含んだニスを何層にも重ねて塗ってあります。

バイオリンのニスには①楽器を保護する役割 ②木材の振動を特性を高め、雑音を吸収し、音をきれいにする役割の二つがあります。

ライニング

ライニングとは楽器本体の内側にあるため外から確認することはできませn。
横板の裏側に表板・裏板の接着面に沿う形で張り付けられています。

横板の厚みが1.2mmほどしかないため、表板との接着面を多く確保するための補強材として取り付けられます。

スプルース

マツ科トウヒ属の常緑針葉樹の総称。北米大陸。北はアラスカから南はカリフォルニア北部まで広く分布。また東ヨーロッパにも分布している。
建築材や器具材、良質なものはピアノや弦楽器の響板に用いられる。

修理

修理項目の名称および修理方法の概要について解説しています。
修理使用する副材料(接着剤、塗料など)について

膠(にかわ)

膠

動物の骨,皮,腱 (けん) などから抽出したゼラチンを主成分とする物質。木竹工芸の接着剤あるいは東洋画の顔料の溶剤など用途が広い。通常,板状か棒状に乾燥させて保存し,湯煎によって適当な濃度に溶かして用いる。

プロジェクション

プロジェクション

楽器の表板の駒の位置の中心から垂直に線を引いたときに、指板表面の延長線との交点までの距離
ネックの角度を決める指標となる値のこと(写真中の赤線の長さ)

エボニークラウン

エボニークラウン

継ネックなどの修理の際に、裏板のボタンが小さい楽器に対して行われる修理方法
具体的にはボタンの周りに半円上に囲むようにエボニー(黒檀)を接着することでボタンの面積を大きくする修理のこと
ボタンが冠(クラウン)をかぶっているように見えることからこう呼ばれています。

音楽用語

弦楽器の奏法や音楽用語、またそれにかかわらず音楽全般の用語を解説しています。

完全5度

完全5度とは半音7個で構成された和音のこと(長3度と短3度それぞれ一つずつ)
また2つの弦がその2つの音で調弦されていること
例えば、バイオリンの1弦E音(ミ)、2弦A音(シ)の間にはEとGの短3度、GとAの長3度を含んでいる。

業界用語

弦楽器の歴史に関する用語、メーカーやブランド、店舗などに関する用語
また木工に関する用語について解説しています。

バイオリン属

バイオリン族とも書く。バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの4種の弦楽器からなる楽器群のこと。前述の順に大きくなり、音程が低くなる。(コントラバスをその歴史からビオラ・ダ・ガンバ属とする考え方もある)
16世紀以降の西洋音楽において重要な楽器である。16世紀以来一貫して同じ形を保ってきているわけではなく。現在通用の標準的な形状、大きさに至るまでには長い歴史がある。
今日では古楽器として扱われる多くの楽器がバイオリン属に含めうるものとして存在する。

木材

木材

樹木の形成層の活動によってできた二次木部が多量に蓄積したものをいい、単に「材」ともよぶ。樹木は幹、枝、根の各部に二次木部を蓄積するが、一般に木材というときは、切り倒された幹の部分をさすのが普通で、これを製材したものが「材木」である。

杢(もく)

杢

杢(もく)、杢目(もくめ)とは木材の木目・木理のうち、柾目とも板目とも異なって稀に現れる複雑な模様のもの。その希少価値・審美的価値から珍重される。原木の中で生ずる局部的なねじれや湾曲のある箇所、または瘤の部分などを切り出した際に現れる。

工具

工具に関する用語やその製造方法などに関連する用語について

ストレートエッジ

木材の検査用として平面度・平行度・真直度の検査測定用に使用します。
真直度・平行度の測定・ひずみチェックの定規です。(木材の平面が出ているか、ねじれはないか、たわみやへこみが出ている箇所が無いかなどを調べます。)
置いて線を引くこともできます。

木材の他、かんなの台の裏面や板金などの平面も見れるが、写真のストレートエッジは接着面の平面を光の透過で見るために細く仕上げられているので、硬い面にぶつけたり、押し付けたりするのは良くない。

鋳鉄

鉄を主成分として炭素含有量が2.1~6.7%と、多量の炭素を含んでいて、鋼に比べて硬くもろい性質を持つ鉄の合金を鋳鉄といいます。 含有する炭素量が多いほど溶ける温度は低くなるため、鋳鉄は比較的容易に型に流し込んで成形することができます。

工具としてはブロックプレーンの台などに使用されています。

金属を型に流した鋳物とは言葉としては異なります。鋳物の中の特定の素材を鋳鉄といいます。

全鋼

刃物の構造の一種で、地金(軟鋼)と鋼(硬鋼)を鍛接せずに一枚の鋼材のみで製作したものを指す。西欧の刃物はほとんどがこれにあたる。

二本の鑿や包丁などの製造で行われる伝統的な鍛接技法とまったく同じようなものは海外には存在せず(似た技術はある)、鋼のみを使用した刃物が主流となっている。地金が無い刃物は鍛接された刃物と比べると粘りがなく、全体が同じ高度であるために刃が付けづらく、また切れ味の持続性が悪いなどの違いがでてくる。

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